「これは私も名前はよく知らないんだけど、イタリア料理の一つだよ。」


「え…?弁当にイタリア料理って。」


僕は半信半疑になりながらもその料理がとても美味しそうに見えて気になった。


「食べてみてもいい?」


「食べる?い…」


彼女が答える前に僕はその食べ物を口に運ぶ。


「んー、まぁまぁかな。」


「まだいいって言ってないのにー。しかも、まぁまぁって……」


「うん。まぁまぁいいと思うよ。」


「えー、酷い……」


僕らは昼休み、いつもこんな風にして過ごしていた。