文化祭から1週間後。

柚菜はもぅ優樹先輩にメロメロ。
あの柚菜がこんなに一途になるなんて笑
それに比べて私は付き合うなんて期待してないし、名前さえもろくに呼ばれたことがない。

「柚菜!今日offだからどっか行こー!」
「ごめん...先約ww」
「しょーがない...。楽しんできて!」
「ありがとう!陽菜もね笑」
「私は1人で帰ります笑」

あぁ寂しくなったな...
ブーブーブー
電話が鳴った。
「はい...。」
「あ、俺だけど...。」
「零先輩!?」
「今日さ暇?」
「え、あ、もちろん...」
「どっか行かね?」
「え、はい!行きます行きます!」
「おけ、じゃあ下駄箱で。」
「はい!」

どーしよ...こんな日が来るとは...
急いで鏡で髪型を直した。
メイクとか一瞬考えたけど私にそんな技術はない笑