「なんで、朝陽が自慢すんのよ。
あたしは、妃莉ちゃんに言ってるの」



「まーまー。
落ちつけ」



両手を広げて、会話を一旦止める小嶋センパイ。



妃莉と大森センパイ、それから片倉くんの顔を見て……。



それから、みんなに手招きをして、こそこそ言った。



「つか、ここだけの話……。
実は、俺。
妃莉ちゃんは、妖精さんなんじゃないかと疑ってるんだよね」



「…………」



「どう考えても、可愛すぎでしょ。
じゃなきゃ、違う星の……」