「で、でも、妃莉。
今年、碧くんと一緒の種目になれば……」



「ぶっぶー!
残念でした!
男女混合種目は、ひとっつもありませーん!」



盛大なあっかんべーをする小嶋センパイ。



「う……。
うぅ……」



眉をへにゃんとさげて、くにゃっとイスに崩れ落ちる。



「もぉ……。
いじわるー」



「ん?」



「知ってたくせに。
そんなことを言って……。
小嶋センパイの意地悪―……」