「えっ……!?」



急に話を振られて、戸惑った。



「ちなみに~。
碧が、去年、なんの種目にでたか、知りたくない?」



小嶋センパイは、妃莉の斜め前の席から振り返った。



「……え?
碧くん!?
妃莉、知りたい!!」



「そうか、そうか。
知りたいか~」



“うんうん”とうなずく小嶋センパイ。