「よしよし!わかったならいい。」
私の返事に満足したのか、ホッとしたように両頬から手を離す瑞希お兄ちゃん。
「あの~瑞希お兄ちゃんの意見には従いますが~」
「ん?なんだ?」
手の感触が残っているうちに、必要最低限の質問をした。
「瑞希お兄ちゃんへの・・・電話もダメですか・・・・?」
「電話?でん・・・うーん!電話・・・電話は・・・電話ぐれーはいいかな?」
「本当ですか!?じゃあ、会えない代わりに毎日します!寝る前とかに!」
「せめて、モーニングコールにしてくれ。あと、今だって毎日はしてないだろう?」
「うっ!?」
〔★厳しいツッコミが入った★〕
「で、でもでも!会えないんですよ!?いつまでとか、期限ないんでしょう!?」
「そりゃあ、安全確保できてからだから・・・」
「え!?無期限!?」
「そうだな。」
(そんな・・・・!)
〔★凛は凍り付いている★〕
「じゃあ、電話!せめて、メールでやり取りをー!」
「寂しがり屋だな、オイ!?まぁいいや・・・そういうわけで、大人しくしてろよ?龍星軍の方も?」
「え!?そっちも活動停止ですか!?」
「その方が安全だ。高千穂や大河が巻き込まれてもいいのか?怪我したら嫌だろう?困るだろう?」
「え!?2人は関係ないじゃないですか!?」
「気に入らない凛の仲間となれば、あいつは嫌がらせをする。」
「そこまでするんですか・・・・?」
「されたな。」
「すでに被害にあってる!?」
「だから、凛にも教えてるんだ。」
〔★ロクでもない呼びかけだった★〕