「ど・・・・どういう意味でしょうか・・・・!?」




怖々聞く。




「そのまんまの言葉通りだ。」




冷静な声で言われた。




(言葉通りって!?)




おかげでよけい戸惑った。




「いやいやいや!はっきりおっしゃってください!想像して読み取るのが怖いっ!」




首を左右にブンブン振りながら言えば、困ったような顔で瑞希お兄ちゃんが告げる。




「さっきのやり取りで気づいたと思うが・・・・田渕はただの不動産屋じゃない。」

「知ってますよ!嫌がらせしてでも、瑞希お兄ちゃんを自分のものしようっていうおかしな人でしたもん!」

「そうだ。奴は、金もあるし、厄介な人材を持ってる・・・」


(人材・・・・?)


「あ!?そういえば、半グレ集団を操ってるとか、カズ君さんが言ってました!」

「チッ!凛相手に、何言ってんだよ、カズ君・・・!?なら話が早い。凛に恥かかされたと思ってやがるから、絶対に凛のことをつけ狙ってくる。」

「上等じゃないですか!?絶対に、瑞希お兄ちゃんは渡しま―――――――!」

「俺じゃなくて、今は凛の話をしてるんだ!」



プニッ!

「むにゃ!?」




やる気満々で応えたら、瑞希お兄ちゃんの両手が私の両頬を挟んできた。




「あ・ぶ・ね・え・か・ら!凛は、当分、俺んところに出入り禁止!俺が連絡するまで自宅待機だ!」

「しょ、しょんにゃ!?」

「これは、初代の龍星軍総長としての命令だ!凛の周りも嗅ぎまわるだけじゃなく、凛の周りの奴も調べ出す!そうなる前に、そうならないように、俺らで何とかする!大人しくしてろ!」

「でもぉ~!」

「なんだ!?お兄ちゃんのすることに文句あるか!?」


プ二プ二プ二!!

「みゅううう!?」




こすられる。

両頬を、すごい摩擦でこすられた。

頬のお肉がプ二プ二ゆれ、顔へのプルプル振動が止まらない。




「わかったかぁ~凛!?」



プ二プ二プ二プ二・・・!


「あうう・・・!」



あなたに、そんなこと言われたら・・・!

マッサージみたいに、ほっぺを刺激されたら・・・・!

プンプンという顔で、可愛く言い聞かせられちゃったら~




「わかりましたぁ~・・・・!」



(わかったって言うしかないじゃん!?こんなことされたら困っちゃう♪)




悪くない・・・悪くないけど、困っちゃう♪




〔★マッサージに関しては好評のようだ★〕