静かであたしとキミ以外誰もいない家。



世界で2人だけしか存在しないのではないかと思ってしまう。



ぎしぎし、というキミの足音だけが耳に届く。




階段を上がり、キミの部屋に入ると、ベッドの上にあたしは置かれた。



部屋の中は、かすかにタバコのにおいがした。