中へ入ると、突然キミに抱き寄せられ、すぐさま唇にあたたかいものを感じた。 キス、と呼ばれるものだ。 そのキスはどんどん深くなっていく。 気付けば、あたしは玄関の壁に押し付けられていて、キミにされるがままになっていた。 キミの舌があたしの口内を荒らす。 しきりに漏れるあたしの声。 腰の力が抜けそうになった時、キミに抱き抱えられた。