キミの家はあたしの家と近い。 歩いて10分ほどのところにある。 今日は少し肌寒い。 パーカーの下に長袖のTシャツを着てきて良かった。 こんな風に夜遅くにキミに呼び出されるのは、珍しい話では無かった。 でも、キミの目的は分かっている。 あたしがーーーほしいのだ。 いや、正確には、あたしに似た誰かが、ほしいのだ。