ーーーーーーー 同期数人と飲んだ夜、 店から出ると秀が立っていた。 秀とは高3で別れた。 大学に入ってからは彼氏がいたこともあったし、 店を出る前に同期告白されて、ドキドキしていたところだった。 でも店から出た瞬間、私の心臓は1.5倍くらいの速さで脈うちはじめた。 「―――しゅ…う」 「久しぶり。」 10年ぶりに見る秀は相変わらず…いやますますかっこよくて。 でも心なしか、疲れたような、悲しそうな顔をしていた。