円木くんが指を指したパフェは苺がたくさんのっている大きなパフェで。
とっても美味しそうだったので、私も思わずそれのマンゴーを頼んだ。


お金足りなくなったらどうしようなんて思ったけど、
なんと円木くんが全部払ってくれた。


どうしよう。
何もお礼ができていない。
すっかり日が暮れて、星が出ているねと話をしてから、家まで送ると言ってくれた円木くんに、待って。と言った。


「私、結局お礼ができてない!」

「いいよ。パフェ食べれたのは一条さんがいたお陰だし。」

「でも…」

「じゃあ、お願いしていい?」

「なにを?」

円木くんの顔を見上げると、瞳の中にも、星がちりばめられていた。


「俺の彼女になって。」