「…〜っ」

彼が居なくなった後も、涙は止まらなかった。

「さぁチャン教室いこ?」
「アンタ邪魔。イキナリなんなのよ?紗柚には私がいるんだけど?」
「…」

愛美と千尋はケンカしていた。


「教室、行く」

あたしは立ち上がった。
いつまでも泣いている訳にはいかないから。

「2人共、行こ♪」

あたしにできる精一杯の笑顔だった。





−・−ねぇ、日向?
元気にしていますか?
あたしはアナタに
会いたくて
仕方がありません−・−