夏休みの勲章のレビュー一覧
小さな頃を思い出す 何も考えずに、めいっぱい遊びまくってたあの頃を…… 描かれる夏の情景が美しく、その場に居るような感覚で読めます カブトムシを捕まえたい少年の気持ち 壊されていく自然 人不足の田舎 切ない気持ち、純粋な気持ちにさせてくれるストーリー 『夏休みの勲章』 ぜひ。
幼き日々の映像がコマ送りで蘇る。 何だか懐かしい気持ちが、疲れた気持ちの欠けた部分を修復してくれているみたいな気分になりました。 疲れた現代に優しい文章は、きっと読み手を癒してくれるのではないでしょうか? 童心にかえって、いや、かえれるのでは?
何でもお金で買える時代に、お金では絶対に買えないものがあります。 人とのつながり 成長 かけがえのない時間 このお話しには、それがいっぱい詰まってます。 自然の空気を感じてください。
田舎で過ごすとゆう世界が頭の中に描かれました 虫カゴを持って網を持ってとゆうような光景を目にすることがなくなったなぁと考えることもなかったのですが この小説を読み考えました 少し田舎に行っても見れるものなのでしょうかね わたしも蝶くらいなら虫カゴに入れた記憶があります そんなに遠くない昔なのにいつの間にか環境は結構変わっていたのだなと思いました 生き生きとした緑色が脳内から離れません 緑が多くあるのはいいですよね 懐かしさを感じたことに寂しくもなりました
誰もが懐かしい気持ちになると思います。 夏休み、小さい頃おばあちゃんちに行った自分を思い出す… 田舎のおばあちゃんちに行きたくなりますよ。
こんなに骨太で、しっかりした児童書タッチの物語が書けるなんて・・・作者の才能に激しい羨望と嫉妬を感じました。 文章のあちらこちらで鮮やかに広がる景色。 現代におけるリアルな事情を背景に、人間と自然を実に豊かに描いてます。 この物語は深く、優しく読者の心を揺さぶるでしょう。 昔子供だった大人に、良き頃を知る年配の方に、そして未来の大人になる子供たちに。 年齢を越えて万人に読んでもらいたい物語です。 読んだ後、何とも素敵な温かさが心の中に広がりました。 この傑作は、何度も繰り返し読み直したい、あたしの心の本の一冊になりました。
デパートで売ってるカブトムシなんか、欲しくない。 僕は自分で手にするんだ。 夏休みの勲章を――。 田舎のお爺ちゃんの家に泊まりがけで遊びに行った真吾。 大らかで優しい人達と、豊かな自然に囲まれて、ほんの少し、おとなになっていく。 透き通った空気や、冷たく透明な水、鮮やかな森の木々の緑が目に浮かび、心癒されます。 携帯の画面から、あふれるマイナスイオン。 さあ、真吾くんと一緒に、夏休みの冒険に出掛けませんか?
夏休み 真っ只中の今 作者の手によって描き出されたその風景は 果てなく読み手の脳裏に はっきりと浮かんだことだろう 暗くなるまで走り回った夏休み すべてが懐かしく そして 『尊い』時間ーーー 今も昔も変わらない その輝き 小さな胸々に輝く勲章が光り続けているのを いつまでも見守ってゆきたい
都会暮らしの少年・真吾くんが体験する、夏休みの思い出。 決して、都会では見ることのできない田舎の風景や夏の風物詩に、懐かしさが込み上げてきます。 真吾くんの目線から語られるストーリーは、終始、優しさに溢れています。 平易な文章の中にも、現代社会における問題点――環境破壊や過疎化などにも触れ、読者に問題提起を促しています。 子どもはもちろん、大人にも、是非とも、読んで頂きたい作品です。
きっと皆さんにもあると思います 。子供の頃の夏休みの思い出。 この物語には、そんな懐かしくも 輝かしい思い出が沢山詰まってい ます。 でもそれだけではないのが、この 作者の凄い所! あったかストーリーの中にも、環 境問題や生活の利便さを追求した が故の自然破壊問題などが随所に 散りばめられていて、色々と考え させられます。 とは言っても、主人公は小さな男 の子。 果たして夏休みの勲章を手に入れ る事は出来たのか…… 結果は読んでのお楽しみ♪
小学校の夏休みを思い出しましたぁ 小学生の時はカブトムシに憧れありますよねっ 夏休みの魅力を思い出せて、良かったです!
物語は主人公の夏の思い出の一ページ。 しかしながら、あちこちに散りばめられている様々な現代社会への問題点。 思わず、胸をしめつけさせる。 主人公がいつか大人になった時、それを感じ取ってくれたらいいなと願うばかりだ。 いつもながら細やかな情景描写が、物語に奥深さを加えている。 夏の匂いがあちこちに詰まっていて、思わず、懐かしいという言葉が浮かぶこと間違いなし。 勲章を手に、一回り大きくなった主人公の姿。 ぜひご覧あれ。