午前中はどこかにお出かけてしていたパパも、お昼には帰ってきて一緒にそうめんを食べた。


「よし、じゃあ約束のカブトムシを捕りに行くか。」


「行く!」


お爺ちゃんの軽トラックは、座席が垂直で座りづらかったけど、僕の体にはまだ大きすぎるぐらい。


一本道を道なりに曲がって、おじさんの働いてるところを見ながら、ブドウ園の間にある細道を入った。


誰かのお家の前に軽トラックを停めて、林の道をパパの後ろについて歩く。