「パファ、おはえりなはい。」


玄関まで駆けていくと、ネクタイをゆるめているパパの足に飛びついた。


「ただいま。真吾、お前盗み食いしただろ。ママには見つかるなよ。」


僕の頭を、ポンポンと優しく叩いたパパ。


リビングに行くまでに、お口の中のウィンナーを急いで飲みこんだ。


スーツを脱ぎに行ったパパを待って、三人でいただきますをした。