「ああ、ありがとうフラン。・・・・後ろにいるのがルリですね?」


銀色の長い髪を後ろで束ね、灰色の瞳がやけに印象的な顔。
瞳と同じような色のローブを纏っている。

光にあまり当たらないのか、肌は白く透き通って美しい。
綺麗な女の人だなあ、肌が綺麗で羨ましい・・・、とるりは思った。


「初めまして、ルリ。私は魔法長のグレイと言います。これからよろしくお願いします。なにかわからない事があったら気軽に聞いてくださいね」

にこりとるりに笑みを見せる。

「は、はい。これからよろしくお願いします」

「詳しい事は明日からにしましょうね。明日朝食を済ませたら、ここに来て下さいね。疲れているでしょう?今日はゆっくり休んで」