「荷物を置いて。部屋でくつろぐ前に魔法長に挨拶に行こう。ルリの上司にあたる人だからね」
そうフランに言われて、るりは急いで荷物を部屋に置くと後ろを付いていく。
魔法長がいる部屋は最上階。
そこに行くには魔法塔にある階段でしか行く事ができない。
魔法塔の階段は城の階段とは違い少し急だ。
るりは足元に気をつけながら上っていく。
「グレイ様。モール殿の所より、ルリをお連れしました。いらっしゃいますか?」
扉の前でフランは声を掛ける。
ガチャリと扉が開き、魔法使いの長グレイが姿を現した。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…