一方ガリエルは、るりの頭を撫でながら川の水面を見つめ、これからの事を考えていた。
さて、これからどうしようか。
るりを自分のものに出来るなら、最悪あいつとの友情がなくなっても構わない。
今まで俺は苦虫を噛む思いをしてきたんだ。
・・・・今度はあいつの番だ。
―――俺がるりを手に入れる。必ず俺の妻にしてみせる。―――
ガリエルがそんな事を思っているとは露知らず、るりはただただ頭を撫でられ続けていた。
そんなるりはある事を思っていたのだが、ガリエルの真剣な顔になかなか言い出せなかった。
ガリエル・・・・そんなに撫でられたら頭禿げる・・・(泣)