・・・・げ。マジか・・・。

「ルリ。私が来ていると言うのに会わないとはいい度胸しているな」

フランは腕を組み、眉間に皺を寄せてるりを睨んでいる。
明らかに怒っている顔だ。

だけど、なぜここまで睨まれなければならないのか。
それがるりにはわからない。


「誰が来たなんか知らないし。てか、随分と偉そうに、なによ」


るりも負けじと睨み返す。

「お前・・・、この私に向かってよくも・・・」


フランはぷるぷると怒りで身体が震えているようだ。
口の端がひくひくとしている。

「なんでわざわざ私と会おうとするのさ。ムカつくなら会わなきゃいいじゃない」

「・・・って言ったんだけどねえ・・・。会わせろってうるさくてさ・・・」


なんですか、その矛盾!意味わかんない!!


「私はお前に話が会ってきたんだ。まずいいから私と話をしろ」

「その上から目線、頭くるわー。私は話す事なんてありませんよーだ!!」