地獄だろうが天国だろうが、とにかく行かなきゃ始まらない! そう思い、駆け足で光の方向へ向かった。 腰まで生い茂る草を掻き分けながらずんずんと進んでいく。 するといきなり生い茂っていた草がなくなり、その一角だけが綺麗に整備され、小さな家がぽつんと建っていた。 あの家が地獄の入り口・・・? あんな普通の家が・・・? るりはおそるおそるその家に近付くと、窓から中を覗いた。