―――2人の唇が重なる。 もう離れないといわんばかりの、長く深い口づけだった。 やがて、その唇がゆっくりと離れると、またお互いに笑みを浮かべて見つめ合った。 るりの薬指に嵌められた指輪の瑠璃色の宝石は、まるでそこに地球があるかのように光輝いていた。