フィランドールは不気味なメロディーを聴きながら、赤い瞳をギラリと輝かせた。
殆ど明かりのない暗い景色を眺めながら、にやりと笑う。
「ああ、いいメロディーだ・・・。――――この世界の終わり。それが現実になるよう・・・っ!?」
突然怪しく笑みを浮かべていたフィランドールの顔が歪んだ。
るりの吹くメロディーは更に激しく、不気味さを増しながら奏でられていく。
「ぐあっ・・!!な・・・なん・・・」
更にフィランドールの表情が苦しいものに変わり、口から血が吹き出る。
「ぐあ・・・・!ああ・・・!!」
立っている事も出来ず、フィランドールはもがきながらその場に倒れこんだ。
曲は更に不気味さと激しさを増し、それに反応するようにフィランドールの身体は動かなくなっていく。
(どう・・して?
身体の中が・・・燃えるように熱く・・・!!)
「や・・・やめ・・」
フィランドールは声にならない声でるりを止めようとするが、その声はるりには聞こえていない。
るりは一点を見ながら吹き続けていた。
殆ど明かりのない暗い景色を眺めながら、にやりと笑う。
「ああ、いいメロディーだ・・・。――――この世界の終わり。それが現実になるよう・・・っ!?」
突然怪しく笑みを浮かべていたフィランドールの顔が歪んだ。
るりの吹くメロディーは更に激しく、不気味さを増しながら奏でられていく。
「ぐあっ・・!!な・・・なん・・・」
更にフィランドールの表情が苦しいものに変わり、口から血が吹き出る。
「ぐあ・・・・!ああ・・・!!」
立っている事も出来ず、フィランドールはもがきながらその場に倒れこんだ。
曲は更に不気味さと激しさを増し、それに反応するようにフィランドールの身体は動かなくなっていく。
(どう・・して?
身体の中が・・・燃えるように熱く・・・!!)
「や・・・やめ・・」
フィランドールは声にならない声でるりを止めようとするが、その声はるりには聞こえていない。
るりは一点を見ながら吹き続けていた。