「レイモンド、本当にあなたは物騒な事が好きですね」
「自分の魔獣達が一杯遊べるチャンスじゃないか。こんなに楽しい事はないよ」
そう言うとニヤリと不敵な笑みを浮かべる。
「レイモンドさんの魔法は魔獣召喚だからね。肩に乗ってるのも召喚魔獣だよ。レイモンドさんが一番可愛がってる魔獣なんだ。ギィちゃんってレイモンドは呼んでるけどね」
と、ククルが耳打ちをしてくれた。
ギィギィ鳴くからギィちゃん・・・。
随分可愛く呼んでること。
「さて、全員揃った所で改めて始めましょうか」
こうして毎日、魔法塔の中での日々が過ぎていった。