次の日朝食を済ませると、早速るりの部屋に何人かの侍女達が来て、るりの着付けやヘアメイクをしてくれる。
肩までしかない髪だったが、上手く編みこんで纏めてくれた。
ここに来てから全く化粧もしてなかったるりは、久しぶりに化粧をした顔を見て少し恥ずかしくなる。
慣れないコルセットが少々キツイ感じもするが、演奏には問題なさそうだ。
ドレスアップすると聞いた男達は、出来上がったるりを見にこぞって部屋へと押しかけた。
「わあ!!凄い似合ってます!綺麗ですね!」
と言ってくれたのはククル。
「いいね、ルリ。今日の夜は私がそのドレスを脱がせてあげよう・・・」
グレイは恐ろしい発言をし、また抱きつこうとしてククルに睨まれる。
そして、ガリエルはというと・・・
「ぶはぁ」
と言う言葉と共に鼻血を出して倒れた。