・・・・な、なによそれ・・・。
そんな私的で邪な考えだけのために私は・・・!?

るりはぷるぷると怒りで震えている。
そんなるりをみてフランは怪しげな笑みを浮かべた。


「・・・最低!本当最低だわ!大っ嫌いよあんたなんか!!!」


るりは怒りのあまり、右手をフランの頬めがけて振った。

が、フランの手で止められてしまう。


「!!」

「なんとでも言うがいいさ。いずれお前は私のものになるのだから」



ぐいっと掴まれた手を引っ張られ、近くまで寄せられる。
整ったフランの顔がるりの目の前に迫った。