キミがくれた愛

●優しさ

いつのまにか智輝とその友達に会う日が来た

私はこうゆうときにかぎって早く起きてしまう。
学校に行くときこのぐらい早く起きれたらな。

『美紀、遅いよ』
『ごめんごめん』
美紀はあんまり遅刻をしない
なのに今日は？
多分、智輝に会うからいろいろおしゃれをしてきたんだろう？
それより...
『行こっか？』
『うん！』

私達は急いで駅に行った
どうにか間に合ったみたい

『間に合ったね』
『めっちゃ走ったけどね』
『そうだね』
走ったから少し疲れた
でも、美紀となら楽しかった
『あれ？』
『ん？』
『今日の服めっちゃ可愛い』
『ほんと？ありがとう』
美紀はお世辞なんて言わない
だから、嬉しかった
『ちょっと気合い入れてきたやろ？』
違う。
はじめて会う人に変な印象つくの嫌だから
でも...
『うん。美紀も可愛い』
美紀には嘘をついた
『ほんと？ありがとう』
『美紀はおしゃれさんやもんね？』
『違うよ。智輝に会うからだよ』
美紀はどこまでも正直だった