「あっ!!久しぶり〜!!」
「ひっ……久しぶり…授業 どこまで進んだ…?」

あー……学校なんて…同じことの繰り返しじゃないか……しかも…授業スピードは遅いし……でも単位落とすのは……面倒だ

「相変わらずの秀才だな!今日は最後まで居るのか?」

この心配してくれてるのか褒めてるのか分からない 彼は学級委員長のノブ 人脈も広く何より性格が良い…俺とは違って……

「いや……数学と現代社会やったら……帰る」
「……そうか……お前は頭いいもんな!くぅ〜!羨ましいぜぇ!!」グシャグシャ…
「やっ……やめろってノブ……」

あぁ……そうやってデカイ声でお世辞を言うのは辞めてくれよ……余計行けなくなるだろ……

キーンコーン…カーンコーン……

「おっと!次の授業始まっちまうわ
じゃあ席戻るな!!」
「……おう……」

ノブみたいな性格だったら……俺も……
あーあ……学校ってつまらない……



彼は思いもしなかった……このあと起こる事件に巻き込まれるとは……