「お願い…もう、止めて…」

「けどほら、水晶さんの腰すっごい揺れてるーー俺の指、欲しい?」


奥を弄られ、無意識に腰が動く。


「あっ、やぁん」

「大丈夫ですよ。水晶さんの良い所なら全部知ってます」


そう言うと、蒼汰の長く綺麗な指が私の中に入ってきた。

悲鳴に近い喘ぎ声を出すと、蒼汰は意地悪く笑った。


「ふぁぁーーんんッ」

「ふふ…声を抑えようとしても駄目ですよ。ここが良いんですよね」


両手で口を覆う私の額に蒼汰はキスをする。


「指をゆっくり動かしてるだけなのに…もうこんなにぐちゃぐちゃだ。腰もびくびく動いてるし」

「〜〜〜っ」


気付くと、ぽろぽろと涙が溢れていた。

それは私の頬を濡らす。