その反動に耐えきれず、倒れていく。


ヤバい、落ちる!


とりあえずスカートを押さえながら


ドサッ


『っ』


地面に落ちた。


「「斗真!!」」


仲本兄と橋本が駆け寄って来た。


「大丈夫か?」


橋本が起こしてくれた。


『あぁ。つーか、騎馬から降りたら意味ねぇだろ』

「斗真が心配だったから、つい。
でも安心した」

「つーか、お前大将のハチマキ持ってるから俺ら終わりだし」

『そっか!』


ははっ、なんて笑った。


パァンッ!


終わりの音が告げられた。


《勝者・・・
紅組!!》


紅組の連中の雄叫びが響き渡った。


取ったんだ、大島。


そして自分達のテントに戻った。


「大丈夫か?」


血相を変えてこちらに来た大島。


『大丈夫』

「よかった・・・」


力が抜けたように椅子に座った。



その後組対抗リレーが行われ、閉会式が執り行われた。