「佐和ちゃん先輩、大丈夫なの!? この曲って全部英語だよ? そりゃ確かに良い曲だけど……」
里緒が驚くように、その選曲についても佐和を知っている誰もが驚きを見せていた。
しかし佐和を“よく”知っている男2人は“ああ、やっぱり”と納得している。
やや長めのイントロも終わり、佐和はようやく歌を歌い出した。
丁寧な発音で音程を狂わせる事もなく、滑らかに歌っているではないか。
大半の驚きは更に増すばかり。その歌声に涙を流しかけている者も中にはいた。
「佐和のじいちゃん、洋楽が大好きでそればっかり聞いていたからな。
あいつはじいちゃん子だったから。一緒になって聞いていたんだと思う。
隣に住む俺の家からもその曲は流れて来ていたからよく覚えているよ」
誰に話しかける訳でもなく、ただぼう然としている4人に教えるかのように語る柚太。
だから英語の歌に関しては佐和より上手な人を身近で聞いた事はないという。
里緒が驚くように、その選曲についても佐和を知っている誰もが驚きを見せていた。
しかし佐和を“よく”知っている男2人は“ああ、やっぱり”と納得している。
やや長めのイントロも終わり、佐和はようやく歌を歌い出した。
丁寧な発音で音程を狂わせる事もなく、滑らかに歌っているではないか。
大半の驚きは更に増すばかり。その歌声に涙を流しかけている者も中にはいた。
「佐和のじいちゃん、洋楽が大好きでそればっかり聞いていたからな。
あいつはじいちゃん子だったから。一緒になって聞いていたんだと思う。
隣に住む俺の家からもその曲は流れて来ていたからよく覚えているよ」
誰に話しかける訳でもなく、ただぼう然としている4人に教えるかのように語る柚太。
だから英語の歌に関しては佐和より上手な人を身近で聞いた事はないという。