始業式と入学式が終わった翌日、特別科の生徒会の面々が特別科生徒会室に勢ぞろいした。
ある者は緊張した顔で、ある者はニコニコと笑顔で着席をしていた。
「……まずは自己紹介でもしてもらおうか。俺は3年の古瀬柚太。一応会長だ」
柚太は5人の顔を一通り見てから、まず一言会長らしく言い放った。
が、後に続く者がなかなか現れず自己紹介は柚太で止まったままである。
困った柚太は真正面にいた佐和に目で合図を送った。
すると他の下級生が自己紹介をするのを待っていたらしい佐和は、溜息を1つ吐くと自己
紹介を始めた。
「真山佐和! 3年副会長でぇす!」
佐和に続けと言わんばかりに、佐和の隣にいた大人しそうな女子生徒が勇気を振り絞ったかのように自己紹介をした。
ある者は緊張した顔で、ある者はニコニコと笑顔で着席をしていた。
「……まずは自己紹介でもしてもらおうか。俺は3年の古瀬柚太。一応会長だ」
柚太は5人の顔を一通り見てから、まず一言会長らしく言い放った。
が、後に続く者がなかなか現れず自己紹介は柚太で止まったままである。
困った柚太は真正面にいた佐和に目で合図を送った。
すると他の下級生が自己紹介をするのを待っていたらしい佐和は、溜息を1つ吐くと自己
紹介を始めた。
「真山佐和! 3年副会長でぇす!」
佐和に続けと言わんばかりに、佐和の隣にいた大人しそうな女子生徒が勇気を振り絞ったかのように自己紹介をした。