“余程の事情がない限り強制参加。参加しなかった場合は強制的に退学もしくは留年とする。

余程の事情がある奴はそれぞれの担任に自己申告。

その自己申告に虚偽があった場合、例え卒業した場合であっても退学もしくは留年処分とする”


と。これが匡平の言っていた“幾らでもどうにかなる”事なのだろう。

冗談じゃない事を証明するかのようにその放送は匡平直々のものだった。

これでもう双方の生徒会は全校の前で歌声を披露する事は免れなくなり、もう逃げ場はなくなった。