「卒業式の翌日……最後に渡会先輩の願いを叶えてあげようと思って。
ボウリングかカラオケで最後の生徒会対決をする事になったから、
佐和ちゃん先輩にどっちで対決したいか相談しておいてって言っておいたからその答えを聞きに来たのに……。
選択権なんて与えたのがバカだった!」


里緒の話を整理すると、彼女は偶然廊下ですれ違った佐和にある相談をする。

郁人が最後に生徒会長として特別科に勝ちたい、と言っていたからそれに付き合って欲しいと。

どうやら郁人は未だに体育大会で引き分けた事を不満に感じていたようだ。

それを佐和はあっさりと承諾をする。対決しやすいボウリングとカラオケ、どちらかでやろうと言う事になり、

里緒は“自分からお願いしたから”とどっちで対決したいかを特別科に選ばせると言う。

そしてその結論を聞きにやって来て……今に至る。