「いや、止めて欲しかったんだけどな……」
「旭君、何か言った?」
「な、何も……ところで何を手伝います?」
「遠山先輩は歌の準備があるんでしょ? 此処は僕達に任せて下さい」
これで会長である柚太が駄目だと言えば歌を断る理由が出来たのに、とどうやら旭は思っていたようだ。
恐る恐る背後にいる幽霊のカップルの方を見れば、ずっとニコニコと笑っているだけであった。
恐らく旭の先程の小言は聞こえてはいないと思うが、その笑顔が妙に怖いと感じる旭であった。
手伝う事もないと言われ、旭はただ出番が来るまで彼らの準備光景を眺めているだけだった。
歌の準備と言う物も特にはなかったからである。
「旭君、何か言った?」
「な、何も……ところで何を手伝います?」
「遠山先輩は歌の準備があるんでしょ? 此処は僕達に任せて下さい」
これで会長である柚太が駄目だと言えば歌を断る理由が出来たのに、とどうやら旭は思っていたようだ。
恐る恐る背後にいる幽霊のカップルの方を見れば、ずっとニコニコと笑っているだけであった。
恐らく旭の先程の小言は聞こえてはいないと思うが、その笑顔が妙に怖いと感じる旭であった。
手伝う事もないと言われ、旭はただ出番が来るまで彼らの準備光景を眺めているだけだった。
歌の準備と言う物も特にはなかったからである。