早く知りたいであろう1年と2年の4人。
もしかしたら奏だけはどんな人事か分かってしまっているのかもしれないが。
「古瀬先輩……まさかとは思いますが、なくしたのですか?」
ドキドキが最高潮にある中での柚太の失態に、咲が恐る恐る尋ねれば。
図星であった柚太はドキリと心臓を高鳴らせる。床にはいつくばっても見付からない。
しびれを切らしたのか、旭が咲に校舎に話を聞いてみた方が早いから、と会話を勧めたその時だ。
「ユズ、ずっと探しちゃっている所悪いんだけど……ほら…………」
佐和が申し訳なさそうに視線をある場所へと移しながらに話す。
その視線の先にはその新役員が書かれているであろうメモを、
この騒ぎを全く気にせずに広げて見ている蛍人の姿があった。
「あぁぁぁぁぁぁー!!」
柚太のショックの叫びは生徒会室を突きぬけて、フロア全体に響き渡った。
もしかしたら奏だけはどんな人事か分かってしまっているのかもしれないが。
「古瀬先輩……まさかとは思いますが、なくしたのですか?」
ドキドキが最高潮にある中での柚太の失態に、咲が恐る恐る尋ねれば。
図星であった柚太はドキリと心臓を高鳴らせる。床にはいつくばっても見付からない。
しびれを切らしたのか、旭が咲に校舎に話を聞いてみた方が早いから、と会話を勧めたその時だ。
「ユズ、ずっと探しちゃっている所悪いんだけど……ほら…………」
佐和が申し訳なさそうに視線をある場所へと移しながらに話す。
その視線の先にはその新役員が書かれているであろうメモを、
この騒ぎを全く気にせずに広げて見ている蛍人の姿があった。
「あぁぁぁぁぁぁー!!」
柚太のショックの叫びは生徒会室を突きぬけて、フロア全体に響き渡った。