「次の役員、勝手に決めて来たから。1年以外全部」
柚太のこの一言により、佐和を含む談笑をしていた4人は我に返る。
そういえばもうそんな時期だったんだと思う反面。
「会長だけ旧会長からの指名で、あとの役員は新会長のご指名じゃ……?」
「それは去年が全員3年だったからの話だ。一緒にするな」
旭の疑問は誰もが思っていた疑問であっただろう。
しかし柚太はそんな疑問を“何寝ぼけた事を言っているだよ”と言わんばかりに言い返す。
ズボンの左ポケットからその新役員の書かれたメモを取り出そうとするも、
その肝心のメモがなかなか探っても出てこない。全てのポケットを探っても、だ。
「どこやったんだ……?」
ある意味最後の大仕事であると言うのに、最後までしっかりしていない会長である。
柚太のこの一言により、佐和を含む談笑をしていた4人は我に返る。
そういえばもうそんな時期だったんだと思う反面。
「会長だけ旧会長からの指名で、あとの役員は新会長のご指名じゃ……?」
「それは去年が全員3年だったからの話だ。一緒にするな」
旭の疑問は誰もが思っていた疑問であっただろう。
しかし柚太はそんな疑問を“何寝ぼけた事を言っているだよ”と言わんばかりに言い返す。
ズボンの左ポケットからその新役員の書かれたメモを取り出そうとするも、
その肝心のメモがなかなか探っても出てこない。全てのポケットを探っても、だ。
「どこやったんだ……?」
ある意味最後の大仕事であると言うのに、最後までしっかりしていない会長である。