「で、そこの保護者」
「保護者言うな」
「君は佐和ちゃんが好きなの?
だって僕が佐和ちゃん関わろうとするとすぐ君が首を突っ込んでくるよね? だからだよ。
いつもの常とう文句は通用しないから。他の言葉で教えてくれないかな」
“好きだとか言う訳ではなく、それは何度も言うように佐和は危なっかしいから”と言う理由はもう通用しないようだ。
本当にそうなのだから好きな理由も何もないだろうと、
困り果てた柚太はそこで初めて佐和の事を異性として考えてみた。そして数十秒、考えた結果。
「……お前と佐和が2人きりなのが許せないのは確かだけど。
好きかと言われたらどうなんだろうな。……よく分からん」
頭を軽くかきながら答える柚太に、郁人は“そう”と呟くだけだった。
「保護者言うな」
「君は佐和ちゃんが好きなの?
だって僕が佐和ちゃん関わろうとするとすぐ君が首を突っ込んでくるよね? だからだよ。
いつもの常とう文句は通用しないから。他の言葉で教えてくれないかな」
“好きだとか言う訳ではなく、それは何度も言うように佐和は危なっかしいから”と言う理由はもう通用しないようだ。
本当にそうなのだから好きな理由も何もないだろうと、
困り果てた柚太はそこで初めて佐和の事を異性として考えてみた。そして数十秒、考えた結果。
「……お前と佐和が2人きりなのが許せないのは確かだけど。
好きかと言われたらどうなんだろうな。……よく分からん」
頭を軽くかきながら答える柚太に、郁人は“そう”と呟くだけだった。