「思ったんだけどさ……佐和ちゃんと柚太、逆の方が良かったんじゃ?」
『……あ』
「ま、どうでも良いけどね。過ぎた事だし。ほら、急流に行っておいでよ。待っているからさ」
郁人はどっちにしても嫌な物や嫌であったが、
どうせなら柚太に背負われて佐和が誘導の方が良かったんじゃないかと感じる。
その指摘に2人は“その方が意外に手っ取り早かったのかも”と互いに顔を見合わせた。
だがその次に出て来た郁人の言葉に対しては、2人は口をそろえて“ノー”と答える。
それでも郁人が“折角のパスが無駄になる” “佐和ちゃんが1番楽しみにしていたんだから”と訴えるも……。
「郁ちゃんが気になってそれどころじゃないよ」
「……指さして笑ってやりたいけどな。そういう訳だ。って言うか、さっきからお前様子おかしくないか?」
2人は郁人の為を思ってか、急流すべりへと行こうとはしなかった。
『……あ』
「ま、どうでも良いけどね。過ぎた事だし。ほら、急流に行っておいでよ。待っているからさ」
郁人はどっちにしても嫌な物や嫌であったが、
どうせなら柚太に背負われて佐和が誘導の方が良かったんじゃないかと感じる。
その指摘に2人は“その方が意外に手っ取り早かったのかも”と互いに顔を見合わせた。
だがその次に出て来た郁人の言葉に対しては、2人は口をそろえて“ノー”と答える。
それでも郁人が“折角のパスが無駄になる” “佐和ちゃんが1番楽しみにしていたんだから”と訴えるも……。
「郁ちゃんが気になってそれどころじゃないよ」
「……指さして笑ってやりたいけどな。そういう訳だ。って言うか、さっきからお前様子おかしくないか?」
2人は郁人の為を思ってか、急流すべりへと行こうとはしなかった。