「大丈夫!?」
「…………」
「言葉も出ないほど痛いんだね……ユズ、救護室どこだっけ?」
慌てて佐和は柚太に救護室の場所を聞き出す。
ジャケットのポケットに突っ込んでおいたパンフレットをおもむろに取り出し、
医務室の場所を探り当てた柚太はここから少しではあるが距離がある事を、佐和に伝えた。
すると佐和は“そんな距離ワタシならすぐに行ける”と胸を張るも。
「佐和。お前、郁人背負って行けるのか?」
「もちろん。ユズには負けるけどワタシだって男の子1人くらい……」
いくら自分が早く行けてもそれは怪我をした郁人がいなければ、の話。
それを柚太が指摘すれば佐和はまた根拠のない自信を持って柚太の心配を吹き飛ばす。
「…………」
「言葉も出ないほど痛いんだね……ユズ、救護室どこだっけ?」
慌てて佐和は柚太に救護室の場所を聞き出す。
ジャケットのポケットに突っ込んでおいたパンフレットをおもむろに取り出し、
医務室の場所を探り当てた柚太はここから少しではあるが距離がある事を、佐和に伝えた。
すると佐和は“そんな距離ワタシならすぐに行ける”と胸を張るも。
「佐和。お前、郁人背負って行けるのか?」
「もちろん。ユズには負けるけどワタシだって男の子1人くらい……」
いくら自分が早く行けてもそれは怪我をした郁人がいなければ、の話。
それを柚太が指摘すれば佐和はまた根拠のない自信を持って柚太の心配を吹き飛ばす。