「遠山の呪いか……?」

「君、何か悪さした覚えでもあるんだ?」


あの時、自分達だけ仲間外れにして勝手にお見舞いに行っていた事に怒りを覚え、

追い掛け回していた以外、特に悪さと言う悪さはしていない。

まさかな……柚太は自分で思っておきながら否定する。

その時、旭がくしゃみを吸う声が遠くから聞こえた気がしたのだった。