楽しそうに語る佐和のそばで、“それはない”と溜息を吐く柚太の姿がそこにはあった。
佐和が答えて自分達が答えない訳にはいかないと、郁人は事の全てを佐和に教える。
すると佐和は怯えるどころかとてもうらやましそうにこんな事を言った。
「良いなぁ……ここってね、男の子のペアで入るとオカマの幽霊が見られるって噂?
都市伝説? まあどっちでも良いや。それがあるって里緒ちゃんが教えてくれたの。
霊感の有無は関係なく見られるらしいよ?
……そっか。すっかり忘れていたよ。見られたなんてユズ達ラッキーだったじゃん」
“良くない”と2人はそれぞれ心の中で呟いた。
あともう少し逃げ遅れていたら自分達はどうなっていたのか。それを想像するだけで……。
2人は再びその恐怖を思い出し、震えあがった。
佐和が答えて自分達が答えない訳にはいかないと、郁人は事の全てを佐和に教える。
すると佐和は怯えるどころかとてもうらやましそうにこんな事を言った。
「良いなぁ……ここってね、男の子のペアで入るとオカマの幽霊が見られるって噂?
都市伝説? まあどっちでも良いや。それがあるって里緒ちゃんが教えてくれたの。
霊感の有無は関係なく見られるらしいよ?
……そっか。すっかり忘れていたよ。見られたなんてユズ達ラッキーだったじゃん」
“良くない”と2人はそれぞれ心の中で呟いた。
あともう少し逃げ遅れていたら自分達はどうなっていたのか。それを想像するだけで……。
2人は再びその恐怖を思い出し、震えあがった。