途中何人かの別の生徒とも会話をしつつ、穏やかな時間が2人の間に流れたと思われていた。
「……あ」
「榊先輩? まさかまた具合でも……」
突然、奏の表情が余計に青ざめた。咲はまた体調が悪化したのではないかと不安になった。
だがしかし、奏の次の言葉によって咲の不安はかき消された。
「大丈夫。気分がまた悪くなった訳じゃないよ。ただこの後の未来が不意に見えちゃってね」
「この後の未来……ですか?」
きょとんとした様子で奏を見る咲に、奏は見えた未来の事を先に語り出す。
「うん。この後のビンゴ大会の前に、旭が1曲歌を歌っている姿が見えた。
不意に見えたから何で旭がそういう気持ちになったかは分からないよ?」
「……あ」
「榊先輩? まさかまた具合でも……」
突然、奏の表情が余計に青ざめた。咲はまた体調が悪化したのではないかと不安になった。
だがしかし、奏の次の言葉によって咲の不安はかき消された。
「大丈夫。気分がまた悪くなった訳じゃないよ。ただこの後の未来が不意に見えちゃってね」
「この後の未来……ですか?」
きょとんとした様子で奏を見る咲に、奏は見えた未来の事を先に語り出す。
「うん。この後のビンゴ大会の前に、旭が1曲歌を歌っている姿が見えた。
不意に見えたから何で旭がそういう気持ちになったかは分からないよ?」