「一緒の女の子なら、もう行っちゃったけど……。
って言うか、つまっちゃうから早く行ってくれると助かる」
「何!?」
「何だって!?」
気付けば確かに佐和はいなくなっていた。2人を放っておいて1人で乗ったという事になる。
いない人間の為に争うのは意味がない。仕方なく2人は最初は1人ずつで行こうとした。
が、係員が“後ろがつっかえているから2人で行って”と言った事、
そして彼らの後ろに並んでいた人達の無言の圧力があった為……。
「何で俺がこんな所をお前と行かなければならないんだ」
「その言葉をそのままそっくり君に返すよ。柚太」
男2人、仲良く並んで真っ暗闇を探索中。
って言うか、つまっちゃうから早く行ってくれると助かる」
「何!?」
「何だって!?」
気付けば確かに佐和はいなくなっていた。2人を放っておいて1人で乗ったという事になる。
いない人間の為に争うのは意味がない。仕方なく2人は最初は1人ずつで行こうとした。
が、係員が“後ろがつっかえているから2人で行って”と言った事、
そして彼らの後ろに並んでいた人達の無言の圧力があった為……。
「何で俺がこんな所をお前と行かなければならないんだ」
「その言葉をそのままそっくり君に返すよ。柚太」
男2人、仲良く並んで真っ暗闇を探索中。