「さっちゃん……泣きそうだね? 声がちょっとおかしいから。だったら良いよ。戻らなくても。
ただし、来週また会いに行くんでしょ? その時にはキチンと告白しなさいよ?
それから何のことかは分からないけれど、さっちゃんの感じた怒りをぶつけなさい!」
咲が小さく返事をすると、里緒は“会長がうるさいから”と言って電話を切った。
里緒との電話を終えた後、咲は改めて携帯のディスプレイを眺める。
時間にして5分と言う時間が流れていた事に、咲は驚きを隠せずにいた。
(大丈夫です……来週の月曜日にはきっと…………)
握りしめた拳を膝の上でぎゅっと軽く握りしめ、そう決意するのであった。
ただし、来週また会いに行くんでしょ? その時にはキチンと告白しなさいよ?
それから何のことかは分からないけれど、さっちゃんの感じた怒りをぶつけなさい!」
咲が小さく返事をすると、里緒は“会長がうるさいから”と言って電話を切った。
里緒との電話を終えた後、咲は改めて携帯のディスプレイを眺める。
時間にして5分と言う時間が流れていた事に、咲は驚きを隠せずにいた。
(大丈夫です……来週の月曜日にはきっと…………)
握りしめた拳を膝の上でぎゅっと軽く握りしめ、そう決意するのであった。