「さっき、先輩達が来てやっぱり同じ事を言って去って行きました。
何があるのかまではやっぱり教えてはくれませんでしたが……
全員で何かサプライズ企画でもやるんじゃないんですかね。先生達に対して」


奏は心の中で“それはないだろう”と心の中で呟きつつも、その様子を見届けた。

やはり“旭もそれはないだろう”と蛍人に笑いながら言う。


「でもやっぱり気になるな……308って誰の部屋だっけ? ……ま、良いや。今は眠いから寝る」


着替える訳でもなく、旭はそのままベッドへとダイブする。

蛍人が入浴の事を指摘するも時既に遅く。彼は既に眠りの中だった。