「ユズ、もう大丈夫なの? それから郁ちゃんも」
「平気じゃなければこうやってこっちには来ないよ。ところで、お取り込み中だったかな?」
「いえ、別に……」
言うタイミングを完全に失ったのか奏は1人、他の7人から離れてようとする。
その去り際に吐き捨てるかのように言葉を残す。
「いつまでも人に頼る事が恥、だなんて思わない事だね。
さっきも言ったけど特に今だけはその考えは捨てた方が良い。……絶対に」
それは旭に向けてなのか、その場にいた全員に旭が同タイプからの協力を拒む理由を教えたのか。
どちらなのかは分からなかった。
徐々に賑わいを取り戻し出したこの場所から、そのまま奏はいなくなった。
「平気じゃなければこうやってこっちには来ないよ。ところで、お取り込み中だったかな?」
「いえ、別に……」
言うタイミングを完全に失ったのか奏は1人、他の7人から離れてようとする。
その去り際に吐き捨てるかのように言葉を残す。
「いつまでも人に頼る事が恥、だなんて思わない事だね。
さっきも言ったけど特に今だけはその考えは捨てた方が良い。……絶対に」
それは旭に向けてなのか、その場にいた全員に旭が同タイプからの協力を拒む理由を教えたのか。
どちらなのかは分からなかった。
徐々に賑わいを取り戻し出したこの場所から、そのまま奏はいなくなった。