「先輩!?　い、いつお戻りで……?」

「少し前かな。相手の女の子が真山先輩と同タイプの子でね。早く帰って来れたよ。
……おかげで少し気分は悪くなったけどね。でも少し休んだから平気。
で。その様子からするとかなこさんかな?　情報を教えて貰おうか?」


自分の事はどうでも良いから、と奏は付け加える。

かなこは黙って頷き水着幽霊から手に入れた情報を4人に伝えた。


「祓ってしまったならばもう話は聞けないんじゃ……」


ガックリと肩を落とす咲に奏はこっくりさんを例えに出し、呼び戻す事が出来る事を教える。