「先輩、1人なんですね。あの人は途中で捨てて来たんですか。
まあ、恐ろしい人なので無理もないですが。それでもあの人は女です。
捨てるなんてよく出来ましたね……だから罰が当たったんですね」

「蛍人。その言い方は大分おかしいと思うんだけど。
捨てたのはあながち間違ってはいないが……それ、笹原が聞いたら泣くか怒るぞ?」


心配する咲と、心配しているんだかいまいち分からない蛍人。

丁度そのタイミングで救急箱を持った先生が現われ、

それと同時に里緒も無事に帰還し、一緒に旭達の元へとやって来た。

その場からどくように言われ、咲と蛍人はすぐにその場を去る。

蛍人に至っては必要以上に里緒から離れた場所へと逃げるかのように避けた。