「と言う事はつまり……そいつ、もう天国だよな?」

<ソウネ。デモ、貴方ノオ仲間ナラ降霊術トカ使エル人ガ居ルデショ? 頼メバ良イジャナイ>

「…………っ!? ダメだ!! それだけは絶対に!」


別に大きな問題じゃないでしょ、とでも言いたげに水着幽霊は淡々と話す。

だが旭からすればそれはとてつもなく大きな問題であった。

旭は同じタイプの人間に頼ることをかたくなに拒んでいるからだ。

目を見開き怒鳴るかのように叫ぶその姿に、水着幽霊は一瞬だけひるんだ。


「結局は何も状況は変わらず……か。
この件が片付いた時には仕方ないから約束は果たしてやる。ちゃんと待っていろよ」

<貴方コソ。逃ゲナイデヨネ>